お米のおはなし

お米は、幸せを招く縁起もの

「米」という漢字を分解すると、八十八になることをご存知でしょうか?これはお米が実を結ぶまで、雨の日も風の日も、88回もの手間をかけて育てられていることに由来しているとか。お米に対する先人たちの深い想いがしのばれるようです。また、おめでたい“末広がり”を意味する「八の字」が重なっていること、たわわに実る黄金色の稲穂が繁栄の象徴とされることから、お米は古来「縁起のよい贈りもの」として親しまれています。

米粉への想いと挑戦

おかきやお煎餅、おだんごなど……。日本にはお米を使った伝統菓子がたくさんありますが、その元になるのがお米を砕いてつくる「米粉」です。上新粉や白玉粉、道明寺粉など種類もさまざま。どれもモッチリとした食感を生み出すのはもちろん、栄養バランスに優れていてヘルシー。近年は、グルテンフリー素材としても注目されています。この米粉の新しい可能性を引き出すため、私たちは滋賀県産のうるち米やもち米を、店内で自家製粉したものを使用しています。従来とは異なる新手法で製粉することで、軽くてふんわりとした新食感を引き出しています。